9/12シンポジウム:社会の共有財産をどう守り、育み、未来へ繋げていくか ~Beyond2050 社会的共通資本 対話イベント~
気候変動、人口減少、経済格差の拡大──私たちの暮らしを支える社会の共有財産(社会的共通資本)は、いまかつてない危機に直面しています。これらをいかに守り、育み、次世代へとつなげていくかは、私たち一人ひとりに問われています。
京都大学では「社会的共通資本」に関する研究部門を設置し、社会的共通資本と未来を考える研究を推進しています。
2025年4月からは、人と社会の未来研究院から成長戦略本部へ研究部門を移管し、新たな展開を迎えました。
京都大学 Beyond 2050 社会的共通資本研究部門
https://www.beyond2050.iac.kyoto-u.ac.jp/lp/
本イベントでは、移管を契機とした研究部門の未来志向の取り組みを紹介するとともに、2050年を超えた社会「Beyond2050」のあり方について参加者の皆さんと対話します。
危機の時代だからこそ、共有と共創の視点で持続可能な社会のかたちをともに描きましょう。
<イベントお申込みページ>
https://scc-center-250912.peatix.com/view
[日時]2025年9月12日15時~17時30分
[場所]京都大学時計台国際交流ホール
[参加費]無料
[タイムスケジュール]
15:00~ 京都大学社会的共通資本研究部門の考える未来
15:15~ 社会的共通資本のこれまでとこれから
15:40~ 社会的共通資本に関する研究の紹介(若手研究者による発表)
※自然環境/自然資本、制度資本、インフラ資本、伝統文化やアートなど
16:30~ 参加者との対話、ワークショップ
17:20~ クロージング
社会的共通資本(SCC)とは?―持続可能な社会を築くための視点
現代社会では、経済的な合理性や金融市場の論理が過度に重視され、その結果としてさまざまな社会課題が生じている、という認識が広がっています。私たちはこの状況に対し、社会的共通資本(Social Common Capital: SCC)という概念を基礎に、多様な形態の資本の価値を再評価していく必要があると考えています。これは、単なる経済的価値だけでなく、社会全体のwell-being(幸福や健康)を向上させるような、本質的な価値を持つ活動を2050年、さらにはその先を見据えて推進していくことを意味します。
未来を見据えたSCCの再構築
宇沢弘文博士がSCCの概念を提唱されて以降、社会は劇的に変化しました。具体的には、AIの高度化やバイオテクノロジーの進展といった技術革新、社会構造や経済システムの変化、環境・気候変動問題の深刻化、文化や人間生活の変容、そして複雑化する政治・国際関係などが挙げられます。
私たちは、これらの社会変化、そして未来に起こりうる変化を深く考察し、SCCの全体像、さらには各論について詳細な検討を進めています。このプロセスで得られたデータや知見をもとに、2050年以降の社会において特に重要となるSCCとは何か、そして私たちが目指すべき未来社会のビジョンを明確に提示することで、SCC概念のさらなる発展と深化を図っていきます。
イベントには、下記からお申込みください。
https://scc-center-250912.peatix.com/view
学歴も、資格も、スキルも関係なく、様々な人が参加して未来をつくっていける。そのような部門を目指しています。
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