研究領域3:制度資本

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文化資本・社会関係資本概念の計量化と社会福祉制度(福祉・医療・介護等)への実装

概要 :医療機関や芸術系大学、アート系事業家(カルチャープレナー等)によるコミュニティプログラムを開発・実装し、多面的な社会インパクトを評価する。また、既存の疫学や経済領域の調査データを用いて、文化資本や社会関係資本の多面的社会インパクトについてのシミュレーション研究・因果推論研究を進める。社会的共通資本の拡充のためのファイナンスシステムとしてのPFS/SIBについて、政府の重点3分野に位置づけられている医療・介護(予防)分野における制度設計についての研究を進める。
領域リーダー:近藤尚己
領域メンバー:近藤克則・土生宏・本多由起子・若尾尚美・内田由紀子

制度資本としての学校保健評価枠組みの構築:WHOヘルスプロモーティングスクール理論に基づく日本版指標の開発

概要 :学校という制度的基盤において、WHOヘルスプロモーティングスクール(HPS)の概念を実装する指標を開発し、健康格差の是正に資するエビデンスに基づく保健活動の可視化と評価手法の確立を目指す。データは既に取得済みのため、今年度は論文化を目指す。
領域リーダー:喜屋武享
領域メンバー:喜屋武 享、升川清則、高倉 実、長谷田真帆、近藤尚己

寄付募集のための制度的実践のアクションリサーチ

概要 :制度理論に基づく寄付募集活動の理論化とその実践を、当部門への寄付募集のためのアクションリサーチにより進める。具体的には、制度的実践(institutional work)を意図的に行うことで制度資本を蓄積し、その活用によって寄付者などとの社会関係資本、部門の持つ文化資本を強化し、結果として経済資本(寄付金)が集まるというプロセスの理論化を進める。
領域リーダー:渡邉文隆
領域メンバー:川村健太・近藤尚己

障がい者芸術表現と人間の尊厳に関する神経美学的・制度的評価研究

概要 :本研究は、障がいのある人の芸術表現が鑑賞者や社会に与える影響を「尊厳」の観点から解明し、文化福祉領域での制度資本としての社会実装を探求する理論研究である。2025年度は国内外の関連文献を包括的にレビューし、障がい者アートによる意識・態度変容のメカニズムと「尊厳」の理論的構造を整理する。得られた知見を基に評価枠組みの構築可能性を検討し、次年度以降の予備調査・実証研究に向けた基盤を築くことを目的とする。
領域リーダー:若尾尚美
領域メンバー:近藤尚己・渡邉文隆