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今後のイベント

2/10開催「市場主義からプラネタリーウェルビーイングへ」vol.3~地中の絆を掘り起こす、自然資本を開く~

日時:2026年2月10日(火)17:30-19:30  ※17:00 受付・開場
会場:京都大学東京オフィス会議室A・B(新丸ビル10階)
定員:対面のみ50名 ※定員超の場合は、抽選
講師:本学大学院生命科学研究所 教授 東樹 宏和
   (*サンリットシードリングス株式会社 創業者・CSO)
   当部門 特任教授 舩橋 真俊
   (**一般社団法人シネコカルチャー 代表理事)
進行:当部門 特定准教授 渡邉 文隆
主催:京都大学 成長戦略本部・Beyond 2050社会的共通資本研究部門

内容

◆話題提供1「生物多様性と生態系の科学から考える人類社会の未来」 
  東樹 宏和 プロフィール
世界人口が増え続ける中、温暖化をはじめとする地球規模の課題が私たちの未来をますます予測不能なものにしつつあります。複雑に絡み合う困難な諸課題も、生態系全体を見渡す科学的アプローチを通じて解決の糸口が見えてきます。これまで見えなかった地下の生態系に関する最新の研究成果を提示しながら、生物多様性を自然資本として活用する社会の未来を考えます。研究室HP:https://sites.google.com/site/ecoltj
◆話題提供2「拡張生態系と自然-社会共通資本—Synecocultureが拓く持続可能な文明装置」 
  舩橋 真俊 プロフィール        
近著『拡張生態系』*では、生物多様性に根ざした食料生産法であるSynecocultureの科学的成果を基盤に、自然と社会を貫く「共通資本」としての生態系を、人間活動によっていかに拡張し再設計しうるか、論じました。当日は、多様性が生産性とレジリエンスを同時に高めるメカニズム、実践で得られた経験的データ、そして生態系の自己組織化を社会制度へと拡張する理論枠組みを紹介します。市場主義的指標だけでは持続不可能な21世紀において、自然-社会共通資本としての拡張生態系が、食料生産、地域社会、経済システム、そしてプラネタリーウェルビーイングにどのような新しい地平を開きうるのか議論したいと考えます。*https://www.amazon.co.jp/-/en/dp/4396618514 
グループディスカッション
あなたが、未来に残したいと考える自然資本はなんでしょうか?そのために行動していることは何ですか?参加者一人ひとりの実感や経験を踏まえて、いま私たちは次世代のために何ができるか、ともに考えてみましょう。
◆対談「自然の恵みを未来に残すためにできること」 東樹宏和 × 舩橋 真俊 
(進行:渡邉 文隆 プロフィール)

登壇者

問合せ 京都大学Beyond 2050社会的共通資本研究部門 scc-center@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp